バスケットボールでは、激しい接触や転倒がつきものです。このため、スポーツ用マウスピースを着用すれば、歯の破損や脳震盪のリスクを軽減し、パフォーマンス向上につながります。
本記事では、バスケットボールに最適なスポーツ用マウスピースの効果や使用上の注意点をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

バスケットボールに最適なスポーツ用マウスピースの効果とは?

スポーツ用マウスピース(マウスガード)は、競技中の衝撃から歯や顎を守るためのアイテムです。コンタクトスポーツでは予期せぬ衝突や転倒が起こる場合があり、歯の損傷や口内のケガを引き起こすリスクがあります。
しかし、マウスピースを装着しておけば、歯を保護しながら衝撃を和らげ、口腔内の安全を確保できます。また、噛み合わせが安定すると、身体全体のバランスも向上して、より力を発揮しやすくなる点もメリットです。
バスケットボールの怪我の多くが歯や頭
バスケットボールはスピード感あふれる競技ですが、その分、接触プレーによる怪我のリスクも高いスポーツです。このため、顔や口周りは衝突やボールの直撃を受けやすく、歯の損傷や顎の怪我が発生しやすいです。
競技中、肘や肩が偶発的に当たる場合も多く、口腔内を切るケースもあります。口や歯を守るためにはマウスピース(マウスガード)の装着が有効です。怪我のリスクを軽減すれば、安心してプレーに集中でき、競技パフォーマンスの向上にもつながります。

スポーツ用マウスピースの種類

次は、スポーツ用マウスピースの種類について解説します。
- 市販のマウスピース
- 歯科医院で作るマウスピース
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
市販のマウスピース
市販のマウスピースの種類は、以下のとおりです。
- ボイル&バイトタイプ
お湯で柔らかくして、口の形に合わせて成型する方式。比較的手頃な価格で購入でき、成型後のフィット感もよいため、広く普及している
- シェルライナータイプ
シリコン素材を型に流し込み、口内で成型する方法。このタイプはより精密な作りが可能だが、価格が高く、調整の難しい点がデメリット
自分の使用目的やフィット感の好みに応じて選びましょう。
歯科医院で作るマウスピース
歯科クリニックで作成されるスポーツ用マウスピースは、専門家が選手の口腔内の状態や競技の特性を考慮して設計します。市販品とは異なり、個々の噛み合わせに合わせて細かく調整できるため、装着時の違和感が少なく、高いフィット感を得られます。
完成までには複数回の調整が必要となりますが、適合性に優れ、競技中の快適性が向上する点がメリットです。噛み合わせの安定は、全身のバランスやパフォーマンスにもよい影響を与えるため、より高いレベルのプレーを目指すアスリートにとって欠かせません。

スポーツ用マウスピースの使用上の注意点は3つ

次は、スポーツ用マウスピースの使用上の注意点について解説します。
- マウスピースのままスポーツ飲料を飲むと虫歯になりやすい
- 熱湯をかけると変形しやすい
- 不衛生になりやすい
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.マウスピースのままスポーツ飲料を飲むと虫歯になりやすい
スポーツ中は運動量が多く、喉が渇きやすいため、頻繁にスポーツ飲料を摂取するのが一般的です。また、激しい運動時には口呼吸になりやすく、口腔内が乾燥しやすくなります。これにより、唾液の分泌が減少し、虫歯のリスクが高まる場合があります。
スポーツ飲料には糖分が多く含まれており、マウスピースを装着している場合、糖分が歯とマウスピースの隙間に残りやすい状態です。長時間その状態が続くと、虫歯の原因となるため、使用後の適切なケアが欠かせません。
なお、コンクールFの使い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:コンクールFの使い方とは?特徴や期待できる効果について詳しく解説します!
2.熱湯をかけると変形しやすい
スポーツ用マウスピースの多くは、シリコン樹脂で作られており、高温にさらされると形が変わる可能性があります。熱湯を使うと、マウスピースが歪んでしまい、本来のフィット感が損なわれる場合があります。
このため、使用後の洗浄は水やぬるま湯を使用して、変形を防止しなければなりません。また、直射日光が当たる場所や高温の環境で保管するのも避けましょう。適切な手入れを行うと、マウスピースの機能を維持し、長く快適に使用できます。
3.不衛生になりやすい
口腔内には多くの細菌が存在しており、スポーツ用マウスピースを使用すると、表面に細菌が付着しやすくなります。使用後に適切なケアをしないと、マウスピースに嫌な臭いが発生したり、衛生面での問題が生じたりする場合もあります。
このため、使用後は流水でしっかり洗浄し、定期的に入れ歯用やマウスピース専用の洗浄剤を使って除菌しましょう。適切な管理を行うと、清潔な状態を維持し、快適に使用し続けられます。
なお、マウスピースの正しい洗い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【プロが教える】マウスピースの正しい洗い方とは?汚れる原因や注意すべきポイントを徹底解説!

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バスケットボール マウスピースでよくある3つの質問

最後に、バスケットボール マウスピースでよくある質問について紹介します。
- 質問1.マウスガードとマウスピースの違いは?
- 質問2.スポーツ用マウスピースに制限はある?
- 質問3.マウスピースが禁止されているスポーツは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.マウスガードとマウスピースの違いは?
「マウスガード」と「マウスピース」は、名称は異なりますが、基本的には同じものです。一般的には、スポーツ時に歯や口を保護するものをマウスガード、歯列矯正やいびき・歯ぎしり対策として使用するものをマウスピースと呼ぶ場合が多いです。
ボクシングでは「マウスピース」と呼ばれる場合が多いですが、ラグビーやアメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツでは「マウスガード」として認識されています。
質問2.スポーツ用マウスピースに制限はある?
スポーツマウスピースは、アメリカンフットボールやボクシング、キックボクシング、総合格闘技などでは着用が義務付けられています。また、空手やアイスホッケーでも一部義務化されており、安全のために推奨される競技も多くあります。
しかし、すべてのスポーツで自由に選べるわけではなく、競技によってはマウスピースの色や形状に規定があります。たとえば、ボクシングでは赤色が禁止され、キックボクシングではストラップ付きが認められていません。
さらに、アメリカンフットボールでは白や透明が禁止され、視認性の高い色が推奨されています。
質問3.マウスピースが禁止されているスポーツは?
スポーツマウスピースの着用が推奨されていない、または禁止されているスポーツも存在します。たとえば、相撲では激しい接触があるものの、伝統的な理由などからマウスピースの着用が一般的ではありません。
正式に禁止されているわけではありませんが、実際に使用している力士はほとんどいません。また、ゴルフでは、一部の公式戦や国内ツアーにおいてマウスピースの使用が禁止されており、ルール違反とみなされる場合もあります。競技ごとのルールを理解したうえで、適切に使用しましょう。

まとめ

本記事では、バスケットボールに最適なスポーツ用マウスピースの効果や使用上の注意点をご紹介しました。
スポーツ用マウスピースを装着すれば、歯を保護しながら衝撃を和らげ、口腔内の安全を確保できます。また、噛み合わせが安定すると、身体全体のバランスも向上して、より力を発揮しやすくなる点もメリットです。
マウスピースには、自分で成型する市販のマウスピースや、装着時の違和感が少なく、高いフィット感を得られる歯科医院で作るマウスピースがあります。自分の使用目的やフィット感の好みに応じて選びましょう。
また、マウスピースを装着したままスポーツ飲料を飲むと虫歯になりやすく、熱湯にかけると変形しやすいため、注意が必要です。使用後に適切なケアをしないと、マウスピースに嫌なにおいが発生したり、衛生面での問題が生じたりする場合もあるため、適切なケアが欠かせません。
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