口臭対策になる食べ物や飲み物7選|口臭の主な原因や対策に役立つアイテムもご紹介!

お口の悩み

口臭が気になる方で、食べ物や飲み物でできる口臭対策を知りたい方もおられるのではないでしょうか。口臭は多くの人の悩みであり、日頃のエチケットが相手に与える印象を大きく左右します。

本記事では、口臭の主な原因や口臭対策になる食べ物・飲み物を紹介します。また、対策に役立つアイテムも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

口臭の主な原因は3つ

口臭の主な原因は3つ

口臭の主な原因について解説します。

  • 生理的口臭
  • 食べ物やタバコなどによる一時的な口臭
  • 内臓の不調や病的口臭

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.生理的口臭

生理的口臭は、朝起きたときや緊張しているときに強くなる誰もが経験する自然な口臭です。睡眠中や緊張状態では唾液の分泌が低下し、口内が乾燥して細菌が増殖しやすくなります。

これらの細菌は食べかすを分解し、悪臭を放つガスを発生させるため、口臭が強まります。また、舌の表面に残る舌苔も細菌のかたまりで、口臭を悪化させる要因です。

口が乾くとさまざまな細菌の活動が活発化し、悪臭が生じやすくなりますが、水を飲んだり食事をしたりして口内を潤すと解消できるため、心配する必要はありません。

2.食べ物やタバコなどによる一時的な口臭

においが強い野菜やタバコ、アルコールなど、特定の食物や嗜好品の摂取が口臭の原因となる場合があります。ニンニクやネギ、ニラなどの食材や糖分の多い炭酸飲料は、口内の細菌活動を促し、においを発生させる要因です。

このような口臭は誰にでも起こりうる一時的な症状であり、摂取した物質によってにおいが異なります。歯科治療などは必要ありませんが、適切な歯磨きや口臭を和らげる食べ物の摂取、時間の経過が必要です。

3.内臓の不調や病的口臭

病的口臭は、口内環境の問題が原因であり、日本人に多い歯周病や虫歯、舌のよごれ、入れ歯の清掃不良などが挙げられ、歯科での治療が効果的です。慢性的な口臭が改善されない場合は、胃や腸、肝臓など内臓の疾患が隠れている可能性もあります。

口臭が酸っぱいにおいやアンモニア臭が強い、または非常に強烈なにおいがするなどの場合、内臓の不調の警告信号のケースがあります。日常の口臭ケアに加え、食生活の見直しとともに、不安を感じたら歯科医やかかりつけ医への相談が欠かせません。

なお、歯周病による口臭については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【歯科技工のプロが教える】口臭は歯周病が原因?気になる口臭の種類や特徴、治し方を徹底解説! – 歯科技工所|株式会社シケン コラム

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口臭対策になる食べ物や飲み物7選

口臭対策になる食べ物や飲み物7選

次に、口臭対策になる食べ物や飲み物について紹介します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.リンゴ

リンゴに含まれるリンゴポリフェノールは、口臭の原因物質であるメチルメルカプタンの発生を抑える効果があります。この成分は、リンゴの皮に多く含まれているため、皮ごとかじるのがおすすめです。

また、皮ごとかじる場合は、歯の表面のよごれも落とせて、唾液の分泌も促進されます。これにより、消臭効果が期待でき、口臭を軽減する効果があります。

2.レモン

レモンにはクエン酸という成分が豊富で、殺菌作用によって口腔内の細菌を撃退し、口臭の原因となる細菌の増殖を抑える効果があります。また、レモンや梅干しなど酸味のある食べ物は、殺菌効果のある唾液の分泌を促進します。

さらに、レモンはビタミンも豊富にあるため、お肉にかけたり、ご飯に梅干しを乗せたりして積極的に摂取するのがおすすめです。

3.パイナップル・キウイ

パイナップルやキウイには、舌苔のたんぱく質を分解する酵素が豊富に含まれています。舌苔は食べかすや剥がれ落ちた細胞などのたんぱく質が舌にかたまってできるよごれで、口臭の主な原因の1つです。

麻痺がある方や高齢の方で、舌の動きが鈍いと舌苔がつきやすくなる場合があります。食後にパイナップルやキウイを舌の上で30秒ほど転がすと、舌苔を除去し口臭を抑える効果が期待できます。

4.オレンジ

胃に食べ物が残っているとそれが発酵してにおいの原因になる場合があります。オレンジなどの柑橘系の食べ物には酵素が豊富に含まれており、胃の消化を助ける作用があるため、においを抑えられます。

さらに、オレンジに含まれるビタミンCは口臭を予防する効果があるといわれており、体内から湧き上がるニオイの対策にも効果的です。

5.ビターチョコレート

多くの人がチョコレートを虫歯の原因と考えがちですが、ビターチョコレートに豊富に含まれる「カカオ・ポリフェノール」は、抗菌作用により、虫歯菌や歯周病菌を効果的に抑制できます。

この抗菌作用により、歯周病を引き起こす歯垢の形成が防げ、結果として口臭の抑制にもつながります。しかし、この効果は糖分が少ないビターチョコレートに限られるため、甘いチョコレートでは同様の効果は期待できません。

6.ハチミツ

ハチミツは、高い殺菌・抗菌効果があり、口内の細菌増殖を抑制する効果があります。そのため、口臭の原因となる細菌の活動を抑制するのに効果的です。

さらに、ハチミツに含まれる酵素は、たんぱく質を分解する働きがあり、舌の表面に付着する細菌の塊である舌苔を分解し除去する手助けをします。定期的に少量のハチミツを舌に塗り、軽くブラッシングすると、口内環境が改善され、口臭の予防が期待できます。

7.緑茶

緑茶に含まれるカテキンには抗菌作用があり、口内の細菌の増殖を抑えて口臭を防ぐ効果があります。また、水やお茶は口腔内のよごれを洗い流し、水分補給によって唾液の分泌を促進するため、全体的な口内環境の改善にも寄与します。

しかし、カテキンには利尿作用もあるため、お茶を飲み過ぎると体が脱水状態になり、口が乾いて細菌が元気になる可能性があるため、飲みすぎには注意が必要です。

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口臭対策に役立つ3つのアイテム

口臭対策に役立つ3つのアイテム

次に、口臭対策に役立つアイテムについて紹介します。

  • マウスウォッシュ
  • マウススプレー
  • 舌クリーナー

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.マウスウォッシュ

マウスウォッシュは、強力な殺菌成分を含み、口内の細菌を減少させて長時間にわたって口臭予防に効果があります。ただし、マウスウォッシュの選び方には注意が必要です。アルコール含有の製品は、口内を乾燥させてしまい、口臭を悪化させたり、口内炎がある方には刺激があったりするため、おすすめできません。

そのため、アルコールフリーまたは低濃度の製品を選びましょう。また、塩化セチルピリジニウムなどの薬用成分が含まれた医薬部外品を選ぶと、口臭や虫歯、歯周病の予防にも効果が期待できます。

2.マウススプレー

一般的なマウススプレーには香料が含まれており、不快な口臭を即座に隠す効果が期待できます。さらに、口内を潤す成分や、口臭の原因となる細菌を殺菌する効果があるタイプも存在します。

しかし、これらのスプレーは表面的な解決に留まり、根本的な口内の清潔を保つものではないため、食後など歯磨きがすぐにできない場合の代用として考えておきましょう。

3.舌クリーナー

舌の表面に付着する細菌や食べかすも口臭の原因になるため、舌クリーナーでの物理的な除去が効果的です。舌クリーナーには、ブラシ型とヘラ型の2種類がありますが、どちらも効果が期待できるため、好みや使いやすさに応じて選択してください。

また、舌磨き専用のジェルとの併用すれば、よごれを効果的に浮かせて除去できるため、口内環境を健康に保つ効果が期待できます。

なお、おすすめの口臭ケアグッズについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

関連記事:【2024年最新】口臭ケアグッズおすすめ10選|選び方のポイントやよくある質問もご紹介します! – 歯科技工所|株式会社シケン コラム

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口臭対策 食べ物でよくある3つの質問

口臭対策 食べ物でよくある3つの質問

最後に、口臭対策 食べ物でよくある質問について紹介します。

  • 質問1.口臭の原因になる食べ物は?
  • 質問2.口臭の原因になる飲み物は?
  • 質問3.歯磨きをしても口臭がするのはなぜ?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.口臭の原因になる食べ物は?

口臭の原因になる食べ物としては、以下が挙げられます。

  • ニンニク

ニンニクは、アリシンという成分が含まれており、口臭の原因となる

  • 脂質の多い肉

脂質が多い肉類は、消化過程で悪臭を発する化合物を生成する。鶏のササミや牛のヒレ肉などの低脂質の肉類がおすすめ

  • 納豆やキムチ

発酵食品は、発酵過程で生成されるアンモニアやほかの化合物によって独特の強いにおいが生じる。これらの食品を摂取すると、そのにおいが一時的に口臭として現れる場合がある

質問2.口臭の原因になる飲み物は?

コーヒーとアルコールは口臭を引き起こしやすいとされます。コーヒーに含まれるカフェインの利尿作用により口内が乾燥し、酸味成分によって口のなかが酸性になり細菌が増えやすくなるためです。

さらに、コーヒー豆の微粒子が舌に残りやすい点も原因となります。朝起きてすぐのコーヒーは、起床時の口内環境と相まって口臭の悪化につながるため、コーヒーは朝食後に飲むのがおすすめです。

アルコールを飲む場合も口のなかが乾燥し、口臭が強まります。ビールなどを飲んだ際には、アルコール臭が加わり、口臭はさらに悪化するため、飲酒後は水分補給を忘れないようにしましょう。

質問3.歯磨きをしても口臭がするのはなぜ?

歯磨きしても口臭が感じられる場合、歯磨きの不足やストレス、内臓の病気、ちくのう症などの多岐にわたる原因が考えられます。また、実際には口臭がないにもかかわらず、自分では口臭があると思い込んでしまう心因的な口臭の存在もあります。

このような症状に対処するには、専門のクリニックで原因を詳しく調べてもらい、適切な治療を受けるようにしましょう。

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まとめ

まとめ

本記事では、口臭の主な原因や口臭対策になる食べ物・飲み物、対策に役立つアイテムをご紹介しました。

口臭予防や口内環境の正常化に役立つ食べ物や飲み物は数多く存在します。しかし、いずれの食べ物も、過剰摂取は口臭の悪化などの影響が出る可能性があるため、適量を摂取するようにしましょう。

また、市販で販売されているマウスウォッシュやスプレー、舌クリーナーなどの使用も効果的です。それぞれの特性や用途によって、使い分けるようにしてください。

もし、口臭対策をしても口臭が気になる場合は、専門の治療を検討してみてください。

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