歯ブラシを濡らさない方がよい理由とは?正しい歯みがきの方法やおすすめの補助用具を紹介!

歯ブラシの悩み

歯磨きを始める前に、歯ブラシを水で濡らす習慣がある方も多いかもしれませんが、実はその習慣が歯磨き粉の効果を弱めてしまっているかもしれません。歯ブラシを濡らさずに使用すれば、歯磨き粉の成分がしっかりと歯に行き渡り、より効果的なオーラルケアができるとされています。

本記事では、歯ブラシを濡らさない方がよい理由や、正しい歯磨きの方法、おすすめの補助用具について詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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歯ブラシを濡らさない方がよい理由とは?

歯ブラシを濡らさない方がよい理由とは?

歯ブラシを使う際、歯磨き粉をつける前に歯ブラシを濡らす方が多いですが、実はこの行為には注意が必要です。水を含ませると泡立ちは確かに良くなりますが、その一方で、歯磨き粉に含まれる有効成分が十分に作用しなくなってしまう可能性があります。

とくに、フッ素などの成分は水と共に流れてしまい、歯の表面に十分に行き渡らなくなる可能性が高まります。そのため、しっかりとした効果を得るためには、歯ブラシは乾いた状態で使用するのがおすすめです。

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正しい歯みがきの方法

正しい歯みがきの方法

次に、正しい歯みがきの方法について解説します。

  • 歯ブラシの持ち方
  • 歯磨き粉のつけ方
  • 歯ブラシのあて方

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

歯ブラシの持ち方

歯磨きをする際に、強く握って力を入れて磨いてしまうのは避けましょう。正しい持ち方は、鉛筆を持つように3本の指で歯ブラシを軽く持ち、優しく小刻みに動かすのがポイントです。

力を入れすぎると、歯ブラシの毛先が広がり、汚れが十分に取れないばかりか、歯や歯ぐきを傷つけてしまうおそれがあります。また、力をかけすぎると歯ぐきが下がり、知覚過敏のリスクが高まるため、丁寧な歯磨きを心がけましょう。

なお、歯ブラシの持ち方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:歯ブラシの持ち方は2種類|歯みがきのポイントや適切なタイミングを徹底解説!

歯磨き粉のつけ方

歯磨き粉には、年齢に応じて適切な量があります。推奨される量は以下の通りです。

  • 生後6カ月〜2歳は約3mm
  • 3〜5歳は5mm以下
  • 6歳以上は1cm程度

これらの量は少なく感じるかもしれませんが、必要以上に歯磨き粉を使うと、泡立ちや爽快感に惑わされて、磨けていると錯覚してしまいます。そのため、泡立ちの少ない歯磨き粉やジェルタイプのものを使用すれば、より効果的に歯を磨けます。

歯ブラシのあて方

歯磨き時には、歯ブラシの角度が非常に大切です。頬側の歯には90°で歯ブラシをあて、舌側の歯と歯茎の間には毛先をしっかり入れるようにしましょう。

また、歯と歯茎の境目には45°の角度であてると、歯の根元にある汚れもしっかりと落とせます。力を入れすぎないように注意し、小刻みに動かして丁寧に磨くのがポイントです。

さらに、磨く順番を決めて一定のパターンで磨くと、すべての箇所を忘れずにケアできます。

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歯みがきの効果を上げるためのおすすめの補助用具は3つ

歯みがきの効果を上げるためのおすすめの補助用具は3つ

次に、歯みがきの効果を上げるためのおすすめの補助用具について紹介します。

  • デンタルフロス
  • 歯間ブラシ
  • ワンタフトブラシ

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

1.デンタルフロス

デンタルフロスは、歯ブラシが届かない歯と歯の間の汚れを取り除くために効果的なアイテムです。糸巻きタイプやホルダー付きフロスなど、様々な種類があるため、自分に合ったものを選ぶようにしてください。

糸巻きタイプのフロスを使う場合は、約40cmの長さに切り、中指に巻きつけて使います。親指と人差し指でフロスを挟み、歯と歯の間に優しく挿入して、歯の側面に沿わせながら汚れを除去しましょう。

なお、口臭予防にもなるデンタルフロスの正しい使い方については

関連記事:口臭をセルフチェックする5つの方法|口臭の主な原因やおすすめのセルフケアをご紹介!

2.歯間ブラシ

歯間ブラシは、歯と歯の間にすき間がある場合に使用する道具で、デンタルフロスでは届きにくい部分を補完する役割を果たします。使い方は、鏡を見ながらゆっくりと歯間ブラシを歯と歯の間に挿入し、歯の側面に沿って優しく往復させます。

力を入れず、両側面を5回程度こすり、舌側も同様にケアするのが効果的です。歯間ブラシはサイズが豊富にあるため、歯科衛生士に相談し、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

3.ワンタフトブラシ

タフトブラシは、毛先が一束になっている小さなブラシで、通常の歯ブラシでは届きにくい箇所の清掃に優れています。とくに、歯並びが悪い部分や奥歯の後ろ、前歯の裏側など、細かな部位のケアに効果的です。

通常の歯磨き後にタフトブラシを使用すれば、歯垢除去の効果がさらに高まります。また、被せ物や矯正装置の周り、部分的に生えている歯の周囲など、特別なケアが必要な部位にも役立つため、歯磨きの仕上げに活用をおすすめします。

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歯ブラシ濡らさないでよくある3つの質問

歯ブラシ濡らさないでよくある3つの質問

最後に、歯ブラシ濡らさないでよくある質問をご紹介します。

  • 質問1.歯ブラシを濡らして使用する人の割合は?
  • 質問2.歯磨き後の正しいすすぎ方は?
  • 質問3.使用後の歯ブラシはどのように保管すべき?

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

質問1.歯ブラシを濡らして使用する人の割合は?

「Teech歯科コラム」が10代から40代の男女を対象に「歯ブラシを使う際に水で濡らすか、乾いたままで歯磨き粉をつけるか」というアンケートを実施した結果、68.1%の人が歯ブラシを水で濡らして使用しており、28.6%の人が乾いた状態で使用していることがわかりました。

残りの3.3%はそのほかの方法を使用しているという結果です。この調査から、約7割の人が歯ブラシを濡らしてから使う習慣がある実態が明らかになりました。

参考:【Teech歯科コラム】歯ブラシを濡らすのはNG?約7割の誤った習慣とは⁈

質問2.歯磨き後の正しいすすぎ方は?

歯磨き後、何度も水ですすいでいる方も多いかもしれませんが、実はすすぎすぎると歯磨き粉に含まれるフッ素などの有効成分を洗い流してしまい、効果が半減してしまいます。正しいすすぎ方としては、少量の水で1~2回ほど軽く口をゆすぐ程度で十分です。

また、歯磨き粉の効果を最大限に活かすためには、磨いた後にすぐ飲食をせず、2時間ほど時間をおいてください。正しいケアを意識して、歯の健康を守りましょう。

質問3.使用後の歯ブラシはどのように保管すべき?

歯ブラシを使用後、そのまま湿った状態で放置すると雑菌が増殖しやすくなります。歯磨きが終わったら、しっかりと水で洗い流し、十分に水気を切るようにしてください。

また、密閉されたケースに収納するとカビの原因にもなるため、通気性の良い場所で保管し、歯ブラシをしっかり乾燥させるようにしましょう。これにより、歯ブラシを清潔に保ち、口内の健康を維持できます。

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まとめ

まとめ

本記事では、歯ブラシを濡らさない方がよい理由や、正しい歯磨きの方法、おすすめの補助用具について詳しくご紹介しました。

歯ブラシを濡らさずに使用すれば、歯磨き粉の成分を最大限に活かし、より効果的なオーラルケアが可能になります。

また、正しい歯みがきの方法を習得し、デンタルフロスやマウスウォッシュなどの補助用具も併用すれば、口腔内の健康を長く保てます。ぜひ、この記事を参考に適切なオーラルケアを試してみてください。

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