SDGs達成への取り組み
当社では、各部門が力を合わせながらSDGsへの取り組みを行っています。歯科業界においても持続可能な社会を実現するため、いま私たちにできることを、一つひとつ丁寧に取り組んでまいります。
技術提供や活躍の場の創出で、現地雇用を加速
- 発展途上国での雇用創出
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フィリピンの2021年時点の貧困率は23.7%に及びます。当社では、現地スタッフへの技術提供などを通じて、グループ会社QDMにおいて積極的な雇用を推進。正規雇用の割合も年々増加しており、2023年現在では約400人のうちの半数近くが正規雇用となっています。今後も日本からの指導体制を充実させ、さらなる事業拡大と新たな雇用創出を目指しています。
- 人々の口腔内環境の改善
- 日本のような手厚い保険制度が整備されていないフィリピンの住民にとって、口腔内を健康に保つためのハードルは非常に高くなっています。当社では、自社の高い生産技術を転用した低価格の歯科補綴物を開発することで、医療インフラを必要とされる国の方々への口腔内環境を改善し、QOL(生活の質)の向上を目指します。
デンタルIQの向上により健康的な生活を実現
- 歯科医院や患者様への情報提供
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口腔内の健康への関心や意識の高さを示す「デンタルIQ」。当社では、セミナーや勉強会などを通じて、歯科医院や患者様に新しい治療方法や効果等の情報発信を行うとともに、最適な歯科技工物を提供することでデンタルIQを高め、健康的な生活の向上に寄与します。
- 入れ歯洗浄ボランティアの実施
- 当社スタッフが高齢者施設を訪問し、入れ歯の洗浄を行うボランティア活動を10年以上にわたり実施。口腔内の菌の増殖を抑えることで誤嚥性肺炎などのリスクを低減し、健康的な生活へとつなげています。
- 仕事と家庭の両立支援
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当社では、仕事と家庭の両立支援を積極的に行っています。次世代育成支援対策推進法に基づいて策定した「一般事業主行動計画」では、短時間勤務制度の拡大や、男性の育児休暇および出産時の特別休暇、総労働時間の短縮などを推進。これらの取り組みが評価され、2020年9月に厚生労働大臣の認定マーク「くるみん」を取得しています。
仕事と家庭の両立支援について詳しくみる
- 永続的な健康経営への取り組み
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歯科に関わる皆様と共に“健康に貢献できる企業”を目指すため、当社では「健康宣言」を実施。社員やその家族が健康でいきいきと働く職場づくりに向け、全社一丸となって取り組んでいます。
社員の健康について詳しくみる
みんなで学び成長する「共育ち企業」として
- 海外での人材育成
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フィリピンのセブ島にあるQDM内の歯科技工所に日本の歯科技工士を派遣し、現地スタッフへの技術指導を行っています。質の高い教育を行うことで、より幅広いニーズへの対応が可能になるなど、活躍の場が広がっています。
- 学会参加の推進
- 歯科技工を科学的に捉え、学会への参加や研究内容の外部発信を積極的に行うことは、社員の知識や技術の向上はもちろん、歯科業界の発展に不可欠です。当社では、社員が自主的に学ぶ環境を整え、合計17名(2023年現在)が外部認定を取得。現在では学会入会者数12%以上、外部認定者数5%以上に増加しています。
- 外部資格取得のサポート
- 当社では、成長意欲のある社員の外部資格取得を支援。簿記や語学、FPやITパスポートなどの資格を取得するにあたり、必要な費用の一部を補助しています。また、時代に応じて資格の種類を増やすなど、学びのモチベーションを高めています。
- セミナーや勉強会の開催
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取引先の歯科医院や歯科技工所に対し、地域特性や要望に応じたセミナーや勉強会、技工所見学などを実施しています。SNSによる情報発信や、オンラインによるセミナー開催など、ITを活用。最先端の情報やノウハウを共有することで「共育ち」を目指します。
- 子どもたちへの出前授業
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子どもたちに歯科技工士の仕事内容や魅力を知ってもらうため、中学校での出前授業を実施。人工歯への色塗り体験などを通じ、歯科技工士に興味をもってもらうためのきっかけづくりを行っています。
省エネ化と無駄の削減で、働きやすい環境を
- 太陽光パネルの設置
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本社の屋上に太陽光パネルを設置し、自然エネルギーを有効活用することで省エネ化を図っています。
- 粉塵フィルターの開発
- 仕事環境の改善につなげるため、当社では社員を対象としたアイデアコンテストを毎年実施。その中で社員が開発した独自の「粉塵フィルター」は、フィルターの交換回数を大幅に減らす省エネ機器として活躍しています。今後も社員一丸となり、自分たちの技術や知識を活かしたエコロジー活動に取り組みます。
お互いに支え合い、高め合う仕組みづくり
- 多能工化による連携力アップ
- 長期的な計画のもと、当社では社員の多能工化を進めています。綿密なスキルマップをもとに、一人ひとりの業務の幅を広げるための教育を行うことで、仕事へのモチベーションを高め、お互いがサポートし合える環境をつくります。また、持続可能な業務体制を整えることは、会社の安定した成長にもつながります。
- IT化による働き方改革
- ドキュメントスキャナーの導入により、社内のペーパーレス化を推進。取引先とのやり取りがスムーズになり、納品書発行や経費処理等の業務改善を実現しました。業務のIT化によってリモートワークも容易になったことで、社員の働きやすさも大きく向上しています。
医療関連企業として、責任ある行動を貫く
- 材料の使用量をデータ化
- 歯科技工物の現場では、様々な方法で多くの素材を扱います。材料の使用量をデータ化することで無駄なく使うための努力を続けるとともに、廃棄にあたっても法に基づいた厳格な処理を行っています。
- 歩留率の向上を目指して(再製率低減の取り組み)
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一つひとつオーダーメイドで作る歯科技工物において歩留率を向上(再製率を低減)させることは、顧客のためであるとともに原材料費や光熱費の削減にもつながります。そのため当社では、まずは製作マニュアル(技工メソッド)を作成し、原材料及び製作方法を統一しました。さらに社内で専属チームを結成し、歯科医院とも連携し、様々な原因に対して取り組みを実践し、少しずつですが着実に歩留率が向上(再製率が低減)しています。
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